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月夜、酔った夜に。

創作

月の光を眺めていた。

光雲が月を霞めて

漏れる光は

淡く、淡く

酔った私を

撫でている。

真暗な雲と眠らぬ夜を

寡黙に照らす月を

人は太陽の輝きの反映と解明し

シャトルをそのみじめな衛星に飛ばし

潜在敵国をして

威嚇せしめた。

人類は

途方もなく狡知で

途方もなく愚かで

依然、不幸だ。

私は

兎が餅を搗いている

同じ光に洗われて

宇宙法則など知らぬがよいと

赤い顔で煙を吹かせている。

月が傘をかむっているから

明日は

雨が降るかもしれない。